注・雲丹虎の短い二次創作散文です。加えて今回は流血表現ありです。
突然、バリンと激しく割れる音が響いた。
正気に戻って彼の姿を追っていたら破壊された大鏡を背に右片腕から血が流れ落ちている。
「マジかよ?」
彼が握る光るモノに俺は目を潰される。
「はぁ、っああ…」
0.1ミリ上のギリギリで胸をなぞる血塗れの銀色の破片が、何故だか俺のリビドーを刺激してならない。
少しでも痛みを感じればその箇所を彼が口付けるから快楽がとめどなくて、
「僕の血を貴方の口に、僕の精を貴方の中に注いであげます…」
いよいよクライマックスかな?